干し柿できたよ
今年も干し柿の季節がやって来ました。利用者の皆さんと一緒に柿の皮をむきました。かわいい柿を紐につるしてジ―ッと美味しくなるのを待つばかり。
「うんまい干し柿が出来たねエ―。」 「そうだね。早く食べたいよね。」と干し柿を楽しみにされている利用者さんの声が聞こえていますよ。

皆さんは、干し柿はなぜ渋柿から作られているかご存じでしょうか。柿にはビタミンCや食物繊維が豊富で「柿が赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるほど、栄養価が高い事で知られています。果実が成熟しても渋くて食べられない渋柿は、皮をむき天日で干し乾燥させた日本の伝統的な保存食。干し柿は糖度が概ね50度以上と濃厚な甘さが特徴で、最近は高級和菓子としても人気となっています。柿の“タンニン”の性質を変え食べやすくする方法で干し柿やアルコールで渋を干し柿やアルコールで渋を抜く方法があります。ちなみに、干し柿の表面の白い粉は「柿霜(しそう)」と言い、柿からにじみ出たブドウ糖が表面に出て結晶化したものです。
干し柿を食べてこの冬も元気に過ごしましょう。